トランス脂肪酸について

全米で禁止され始めたトランス脂肪酸とは?

2003年にカナダやアメリカで規制され始めたトランス脂肪酸

2013年11月7日には、米食品医薬品局(FDA)がファストフードやスナック菓子などに多く含まれるトランス脂肪酸の使用を全面的に禁止する方針を決めたことが日本でもニュースになりました。日本でもトランス脂肪酸を低減させた商品を発表し始めていますが、トランス脂肪酸とは、私たちの体にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
まず、トランス脂肪酸とは、不飽和脂肪酸の二重結合の立体構造が右図のようになっているものの総称で、加工した油の脂肪酸が高温処理されたり、水素添加による製造工程で生じる脂肪酸のことです。主に、加工・精製時にできるものですが、牛肉や羊肉、乳製品などにも微量ですが含まれています。

cis型

trans型

トランス脂肪酸の代表的な食品
・ショートニング ・マーガリン ・コンパウンドクリーム ・ファットスプレッド ・コーヒーフレッシュ ・スナック菓子 ・古い揚げ油 ・即席麺 ・ポテトチップス ・ドーナツ ・カレーやシチューのルゥ

トランス脂肪酸が人体に及ぼす影響

血液中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を飽和脂肪酸と同じように増やすだけでなく、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を減らしてしまいます。このような血液の状態では、動脈の内壁に脂質がつきやすくなり、その結果、動脈硬化などによる心疾患にかかるリスクが高まるのです。